「誰かのために」と彼は旅に出て 誰かのせいにして家に帰ってきた

朝一番に札幌駅へ。

リュックをロッカーに預ける。

解放感に足が軽くなる。

 

レンタルサイクルを乗り回す。

まずは、と勤めていた会社の前を通ったら、とても仲良くしてくださっていた先輩とばったり。

嬉しい、嬉しい。

5分ほど近況報告の立ち話。

次はもっとゆっくり来て誰かにちゃんと会いに行こう。

 

札幌で最後に住んでいた家の前を通る。

カーテンがかかっていて、今は誰かの暮らしがあるらしい。

好きな部屋だった。

立地もう言うことなし。

近隣の建物は結構変わっていた。

 

イソップでパンを買う。

ナカタはまた今度。

北大へ。

紅葉はまだ。

色付き始めというところ。

よく散歩しに来た道を自転車で走る。

博物館の展示がきれいになって、見応えもすごくて驚く。

思ったより時間がかかったので、ソフトクリームとコーヒーでひと休み。

 

近代美術館。

近代日本画北大路魯山人展。

美人画のなんとも言えない表情や美しさに見とれる。

愛嬌のある器が欲しくなった。

2Fのロビーでコーヒーを買って、イソップのパンでお昼ごはん。

安定のミニクロワッサン。

栗とベーコンのキッシュがおいしかった。

雨に濡れた緑を眺める。

いい空間。

 

カナリヤで生地を物色。

三越でキッチン用品を眺める。

丸井の地下で父が好きだったとうまんを買う。

家族への土産にぽたぽたいちごのいちご大福も。

活気のあるデパ地下が楽しい。

 

ひとの波の中にいると、よく6年も暮らしていたなと思う。

まぁ結構楽しんでいたのだけれど。

 

雪印パーラーへ。

秋メニューのおいもカンタービレとホットコーヒーをいただく。

おいしかった。

 

通りすがりにビッグイシューを購入。

JRで実家へ。

母と兄が出迎えてくれる。

ひつまぶしを食べてあとはまったり。

風呂に浸かって洗濯する。